雨のBryant Park

42nd Stで地下鉄から地上に出たら空気がひんやり冷たい。ミッドタウンの高層ビルの隙間に空は暗く、今にも雨が降りそうだ。
ブライアントパークに明かりが灯る。
カプチーノを待っているほんの数分の後、外は大粒の雨が降り始めていた。純白のスケートリンクに円を描いて雨粒が跳ねる。
なんだか、かつての外国でのめくるめく日々と、そこであったかなかったかの曖昧な追憶が窓ガラスに映るカフェの照明の中ににじんで重なる気がした。


Don't you just walk away
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不意に、昔言われた一言が胸に浮かんだ。